満月とボタン雪

雪の降る満月の夜叩いた神秘の扉 粒子の私 森羅万象の秘密宇宙の真理 地図のないワンネスへの旅がはじまる

粒子

大きい失望

赤トンボが飛び交うなかで・・・ 「何もすることはない」とは? 断食をしたり滝行をしたり山に入って修行したい 「ひとつの粒子」に「宝石」にいつも触れていたい この思いに縛られている人には これ以上ない大きい 失望です 何もしなくていいとは? ではど…

何もすることはないとは?

ある夏の日 縁しだいとアポも取らず 記事を片手に特急に飛び乗り 岐阜の山奥にその方を訪ねました [ チベット仏教の瞑想「空性」体現の修行と伝承] という手記を書かれた チベット仏教ニンマ派 のお坊さまで 永年カリフォルニア の寺院で修行を つまれた方で…

体のなかを川が流れ・・

未熟な新しい人は寝ても覚めても「わたしは粒子」 身にあまる高価な宝石を手に入れた時は こんなでしょうか? 「ひとつの世界」に 身を置きたい いつも触れていたい マンションの屋上で ネオンの街を歩きながら 荒涼とした冬の 丘で 川の石の上で 「ただ在る…

新しい人

新しい人 聖戦の名のもとに あたかも 農民が畑を耕すように ただパンの見返りに 砲弾を自分にむける 身も心も撃ち砕き 自分の血を垂れながす 暮れ残る夕陽が 青い夜の帳 (とばり)にかわる 「ひとつ」の時に抱かれたのはいつか 思い出そうともせず きょうも戦…

夢から醒めて

3 年におよぶ地図のない旅は 静かに終わりです 長い旅の間も帰って来ても 以前と何も変わらない日常は 続いています 土産はあるのでょうか? 残念ながらお渡しできるものは 何もないのです 全て目に見えない主観的で内的なものばかりなのです 見る世界が色鮮…

神の恩寵 (おんちょう)

7年前の満月とボタン雪の夜 確信した神秘が 次々とベールを脱ぎ どこか遠くにあると思っていたものが 自分の内にあることを知る 喜びと畏敬の念でいっぱいになる 宇宙誕生から137億年 愛の波紋を送りつづけるものがいる 一滴の雫を落としつづけるものがいる …

ワンネス日和

ワンネス体験は意識革命の日となる ワンネス日よりとはどんな日か 晴れの日?雪の日?嵐の日? その日は 2月末の寒くよく晴れた昼下がり そこに流れていた空気 ーこれを表現するのはとても難しいが その時の空気を感じるに ぴったりの詩があるのでその詩 [ネ…

静寂を妨げるものはもう何もない

今までの自分は もういない 時間と空間を取り戻したときの 満たされた孤独 本当の自分を知った 喜びのなかの悲しみ 二度と帰れない旅に出たような寂しさ 「なぜ? どうして?」理由を探しても見つからない ハイウエイを降りることなく 十数年走り続けたその…

突然の光りが触れる瞬間(とき)

突然の光りが触れるとき ああ・・ 風船が弾けるように 光りと 朝もやと 小さな意識の種は粉々に砕け飛び散り 距離のない境界線を飛び越え 粒子となって浮いている 日差しのなかの微細なほこりのような振る舞いをして 光りも 見られるものも 見るものももうい…

全スイッチをオフにして

冬の日 濡れたような日差しの中 薄暗い階段を下りると スイッチがoffになるかすかな音がする カチッ 呼応するように深くで スイッチがonになる offでありonである時の訪れ 思考は慌ただしく ヤシの木陰になりをひそめ 呼吸は寄せてはかえす波に身をまかす 肉…

本当のわたし

ご縁のある皆様へ愛と感謝を贈ります 物質社会で起こるままを受け入れ 必死に生きる人生の奥深くに 織り 込まれた 神の意志 49才にして 初めて出会う神秘の体験です ある都会の時の片隅に ひつそり開示された「宇宙の真理「生命の真実」 ボタン雪の降る夜 満…