部屋いっぱいの自己
全く知らない精神世界のただ一つの手掛かり「瞑想」を調べる
国語辞典の「目を閉じて静かに考えること」から アメリカの有名な霊能者
エドガーケイシーの「祈りは神に話しかけること 瞑想は神の話しを聞くこ
と」 定義は簡単であるが その境地やそこへ至る道のりは途方もなく困難な
ことのようだが どこか知っているような不思議な感覚を覚える
青く深い眠りの淵に一滴の雫が落ちる
小さな波紋が生まれるように 予感は生まれる
予感が届くのを待つ じっと横たわったまま・・
予感の波紋はエネルギーの波
波は横たわる足をあらい 体をゆっくり渡りはじめ
やがて未知の悦びのなかに横たわる体を抱きかかえ
大きく広がりながら部屋を満たし 天井から出て行こうとしている
「ありがとう・ありがとう・ありがとう」の声だけ残して・・・