満月とボタン雪

雪の降る満月の夜叩いた神秘の扉 粒子の私 森羅万象の秘密宇宙の真理 地図のないワンネスへの旅がはじまる

三層の私

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今は真夜中

ボロボロの肉体はすでに すべての重力と緊張を

脱ぎすて「大の字」の死体となって横たわる

意識は無意識への階段を下りはじめ 最後の一段

で立ちどまる

振り向けばまだ 遠くに1点の明かりが見えるはず

 

「? ? うーん?」

真っ暗な部屋の空間に 横たわる雲のように白い

エネルギー体がポワンと浮いている

なぜかそれは「わたし」と知っている

屍となった肉体と 浮いている白いエネルギー体

そして見ている「わたし」

屍は新しい衣服を身にまとい「わたし」を抱く

1/2の重力と1/2の緊張を取りもどし

新しい朝となる

 

「あれは何だったのか」考えながら起きだすと

体が異様に軽いのに気づく そして重度の肩こりが

跡形もなく消えている

上の方から横たわる自分を見るという臨死体験者の

話しはよく聞くが  寝ている自分が浮いているもう

ひとり自分を目撃するとはどういうことか?

更年期障害の始まりなのか?

手を頭にのせると腕がなく 手のひらだけが帽子のように

のっていたり 机にのせた腕が浮いている気がしたり・・

49年生きて初めて出会う感覚である

 

 

 

 

 

 

満月とボタン雪

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 46年間「この世」という時と空間の内に生き ある日忽然と時を

すり抜け空間の外側の何処へ消えてしまったのか?

傷だらけの小さな体だけを残して・・・

 

何かに誘われるように 疲れた体が歩いている

悲しいわけでも寂しいわけでもなく 疲れを遠くに感じながら

ただ 歩いている

今は 真夜中

街路灯の光線1本1本が輝きを増し ボワッーボワッーと広がり

柔らかなタッチで道路を埋めてゆく

光のトンネルをくぐり抜けると

目の前に小さな青い丘が現れ その天辺には

4、5本の細い木のシルエットが浮いている

丘を登ると突然  煌々と照る満月が視界に入った

「そう 今日は満月 雪も降っている」

月はこの上なく大きく 明るく 丸く目の前に浮かんでいる

ボタン雪は切れ間なく 柔らかな綿の花となって 天と地を

結ぶように降りてくる

どれくらい時が過ぎたのか 微動だに許されない1瞬1瞬

真空の中にうずくまり 覗き見をするように「満月とボタン雪」の

織りなす神秘なショウを見ていた

「ある 知らない別の世界が」すでに確信している

慌ただしく走り去っていく時の片隅に 目に見えない世界への扉が

「満月とボタン雪」の夜 その扉を叩いたことを知ったのは7年後

のことである

 

本当のわたし

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   ご縁のある皆様へ愛と感謝を贈ります

物質社会で起こるままを受け入れ 必死に生きる人生の奥深くに 織り

込まれた 神の意志

49才にして 初めて出会う神秘の体験です

 

ある都会の時の片隅に ひつそり開示された「宇宙の真理「生命の真実」

 

ボタン雪の降る夜 満月のまえに額づき 目に見えない「別の世界」の存在ろ

を確信した七年後から 何か大きな力に導かれ本当の自分を知る「粒子体

験」までの数年間は 細胞すべてが代わるほどの 呼吸が腹式呼吸に切り替

わるほどの衝撃的な時間でした

 

本当の自分は「すべてひとつの愛の粒子」だったのです

「わたし」は「あなた」だったのです

日射しのなかの微細なほこりのような振る舞いで ただ浮いているだけの、

、、、