満月とボタン雪

雪の降る満月の夜叩いた神秘の扉 粒子の私 森羅万象の秘密宇宙の真理 地図のないワンネスへの旅がはじまる

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

動の日常にも静の流れが

川面に 白い靄が浮いているのを右に見ながら 左に見ながら 夜の列車は都会へと帰っていきます「体験を生きる」という宿題をかかえて 宿題を解くためにはまず 今までの動の日常を見つめなければなりません 朝から晩まで一日中走り回る 騒々しすぎる動の生活が…

大きい失望

赤トンボが飛び交うなかで・・・ 「何もすることはない」とは? 断食をしたり滝行をしたり山に入って修行したい 「ひとつの粒子」に「宝石」にいつも触れていたい この思いに縛られている人には これ以上ない大きい 失望です 何もしなくていいとは? ではど…

何もすることはないとは?

ある夏の日 縁しだいとアポも取らず 記事を片手に特急に飛び乗り 岐阜の山奥にその方を訪ねました [ チベット仏教の瞑想「空性」体現の修行と伝承] という手記を書かれた チベット仏教ニンマ派 のお坊さまで 永年カリフォルニア の寺院で修行を つまれた方で…

体のなかを川が流れ・・

未熟な新しい人は寝ても覚めても「わたしは粒子」 身にあまる高価な宝石を手に入れた時は こんなでしょうか? 「ひとつの世界」に 身を置きたい いつも触れていたい マンションの屋上で ネオンの街を歩きながら 荒涼とした冬の 丘で 川の石の上で 「ただ在る…

新しい人

新しい人 聖戦の名のもとに あたかも 農民が畑を耕すように ただパンの見返りに 砲弾を自分にむける 身も心も撃ち砕き 自分の血を垂れながす 暮れ残る夕陽が 青い夜の帳 (とばり)にかわる 「ひとつ」の時に抱かれたのはいつか 思い出そうともせず きょうも戦…

夢から醒めて

3 年におよぶ地図のない旅は 静かに終わりです 長い旅の間も帰って来ても 以前と何も変わらない日常は 続いています 土産はあるのでょうか? 残念ながらお渡しできるものは 何もないのです 全て目に見えない主観的で内的なものばかりなのです 見る世界が色鮮…

神の恩寵 (おんちょう)

7年前の満月とボタン雪の夜 確信した神秘が 次々とベールを脱ぎ どこか遠くにあると思っていたものが 自分の内にあることを知る 喜びと畏敬の念でいっぱいになる 宇宙誕生から137億年 愛の波紋を送りつづけるものがいる 一滴の雫を落としつづけるものがいる …

ワンネス日和

ワンネス体験は意識革命の日となる ワンネス日よりとはどんな日か 晴れの日?雪の日?嵐の日? その日は 2月末の寒くよく晴れた昼下がり そこに流れていた空気 ーこれを表現するのはとても難しいが その時の空気を感じるに ぴったりの詩があるのでその詩 [ネ…

静寂を妨げるものはもう何もない

今までの自分は もういない 時間と空間を取り戻したときの 満たされた孤独 本当の自分を知った 喜びのなかの悲しみ 二度と帰れない旅に出たような寂しさ 「なぜ? どうして?」理由を探しても見つからない ハイウエイを降りることなく 十数年走り続けたその…

突然の光りが触れる瞬間(とき)

突然の光りが触れるとき ああ・・ 風船が弾けるように 光りと 朝もやと 小さな意識の種は粉々に砕け飛び散り 距離のない境界線を飛び越え 粒子となって浮いている 日差しのなかの微細なほこりのような振る舞いをして 光りも 見られるものも 見るものももうい…

全スイッチをオフにして

冬の日 濡れたような日差しの中 薄暗い階段を下りると スイッチがoffになるかすかな音がする カチッ 呼応するように深くで スイッチがonになる offでありonである時の訪れ 思考は慌ただしく ヤシの木陰になりをひそめ 呼吸は寄せてはかえす波に身をまかす 肉…

細胞がクスクス笑って・・・

、 通りすぎたエネルギーの波はたびたび訪れ 宇宙へ深海へと肉体を誘う やっと届く薄暗い光のなかで 鳥となり魚となって漂う 重力を失いかけた肉体 呼吸はしばしの苦しみを通り抜け 宇宙の呼吸 とリズムを合わせ 腹の奥底へと消えていく やがて再び 腹から生…

部屋いっぱいの自己

全く知らない精神世界のただ一つの手掛かり「瞑想」を調べる 国語辞典の「目を閉じて静かに考えること」から アメリカの有名な霊能者 エドガーケイシーの「祈りは神に話しかけること 瞑想は神の話しを聞くこ と」 定義は簡単であるが その境地やそこへ至る道…