満月とボタン雪

雪の降る満月の夜叩いた神秘の扉 粒子の私 森羅万象の秘密宇宙の真理 地図のないワンネスへの旅がはじまる

神の恩寵 (おんちょう)

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7年前の満月とボタン雪の夜 確信した神秘が 次々とベールを脱ぎ

どこか遠くにあると思っていたものが  自分の内にあることを知る

喜びと畏敬の念でいっぱいになる

 

宇宙誕生から137億年

愛の波紋を送りつづけるものがいる   一滴の雫を落としつづけるものがいる

 

静寂の霧が降りるとき

満天の星は輝きを増し地に浮かび  砕けた月光は小川にきらめく

夜露は眠りの息吹のなかに生まれ  海を渡る風は波間に魚たちの唄を聴く

新しい陽光は青い山端で朱を深め  遥か水平線で紅い波と交わる

花は鳥は虫たちは目覚め  人は目醒める

 

増えもせず減りもせず 絶えまなく届く愛の波動は贈りもの

神を宿した宇宙のエネルギーは贈りもの

わたしであるあなたへのプレゼント

宇宙の波動はその腕に  森羅万象全てを抱きかかえ

きようも遍く広がりつづけ

 

 

ワンネス日和

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ワンネス体験は意識革命の日となる

ワンネス日よりとはどんな日か 晴れの日?雪の日?嵐の日?

その日は 2月末の寒くよく晴れた昼下がり

そこに流れていた空気 ーこれを表現するのはとても難しいが

その時の空気を感じるに ぴったりの詩があるのでその詩

[ネイティヴアメリカンが伝える 今日は死ぬのにもってこい

の日だ]に伝えてもらおう

 

今日は死ぬのにもってこいの日だ

生きている全てのものが 私と呼吸を合わせている

全ての声が私のなかで合唱している 

 全ての美が私の目の中で休もうとやってきた

あらゆる悪い考えは私の前から立ち去っていった

今日は死ぬのにもってこいの日だ

私の土地は私を静かに取り巻いている

私の土地はもう耕されることはない

私の家は笑い声に満ちている

子どもたちはうちに帰ってきた

そう今日は死ぬのにもってこいの日だ

 

粒子体験は死のシミュレーションだったのか

全スイッチをオフにして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静寂を妨げるものはもう何もない

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今までの自分は もういない

時間と空間を取り戻したときの 満たされた孤独

本当の自分を知った 喜びのなかの悲しみ

二度と帰れない旅に出たような寂しさ

「なぜ? どうして?」理由を探しても見つからない

ハイウエイを降りることなく 十数年走り続けたその先が

時間を超え 空間を突き抜け ただ在るだけの・・

体のなかは静まりかえり その静寂を妨げるものは

もう何もない

突然の光りが触れる瞬間(とき)

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突然の光りが触れるとき 

ああ・・

風船が弾けるように

光りと 朝もやと 小さな意識の種は粉々に砕け飛び散り

距離のない境界線を飛び越え 粒子となって浮いている

日差しのなかの微細なほこりのような振る舞いをして

 

光りも 見られるものも  見るものももういない

至福のなかのひとつの粒子

粒子は知っている これが本当のわたしの姿

これが本当のあなたの姿

 

わたしはあなた

 

地球がすべて弾けても全てひとつの愛の粒子

ひとつの粒子は意識を持ち 神の質を持っている

驚くべき生命の真実 驚くべき宇宙の真理

森羅万象の秘密

カーテンがゆら~と風に揺れるその裏に

庭に咲く花の香りが流れる先に

至福に浮かぶすべてのものの真実の姿をみる

(注)

意識を持ち=意識そのもの

神の質を持つ=神そのもの 

全スイッチをオフにして

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冬の日

濡れたような日差しの中 薄暗い階段を下りると

スイッチがoffになるかすかな音がする

カチッ

呼応するように深くで スイッチがonになる

offでありonである時の訪れ

 

思考は慌ただしく ヤシの木陰になりをひそめ

呼吸は寄せてはかえす波に身をまかす

肉体はすべての緊張を洗い落とし

至福のなかに消えようとしている

ただ一つ 何かを置き去りにして

思考がコソコソ木に隠れた

呼吸が波のはざまにきえるのを

目撃するものは何か

完全なリラックスのなか

それぞれが分離しながら消え去るのを

目撃するものは誰か

 

一面の朝もやのなか 置き去りにされた目撃者はわたし

止まった時の中で 宙ぶらりんに浮いている

剥き出しのわたし

小さな一粒の意識の種

種は聞いている 鳥たちのささやきを

種はみている 淵のない朝もやを

 

 

細胞がクスクス笑って・・・

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通りすぎたエネルギーの波はたびたび訪れ 宇宙へ深海へと肉体を誘う

やっと届く薄暗い光のなかで 鳥となり魚となって漂う

重力を失いかけた肉体  

呼吸はしばしの苦しみを通り抜け 宇宙の呼吸

とリズムを合わせ 腹の奥底へと消えていく

やがて再び 腹から生まれる  目覚めた意識はただ見ているだけ

この日から体が変わる

体を横たえるのを合図に 脳内は柔らかな霧に包まれ 海のなかそれとも

宇宙を気持ちよく漂い 何時間でも目覚めている

本当の眠りは朝方1・2時間となり全く疲れを感じない

体はいつもエネルギーで満たされ振動し 細胞がクスクス笑っている

呼吸は宇宙とリズムを合わせるように1分間2・3回となり いつの間にか

腹式呼吸となっている

部屋いっぱいの自己

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全く知らない精神世界のただ一つの手掛かり「瞑想」を調べる

国語辞典の「目を閉じて静かに考えること」から アメリカの有名な霊能者

エドガーケイシーの「祈りは神に話しかけること 瞑想は神の話しを聞くこ

と」 定義は簡単であるが その境地やそこへ至る道のりは途方もなく困難な

ことのようだが どこか知っているような不思議な感覚を覚える

 

青く深い眠りの淵に一滴の雫が落ちる 

小さな波紋が生まれるように 予感は生まれる

予感が届くのを待つ じっと横たわったまま・・

予感の波紋はエネルギーの波 

波は横たわる足をあらい 体をゆっくり渡りはじめ

やがて未知の悦びのなかに横たわる体を抱きかかえ

大きく広がりながら部屋を満たし 天井から出て行こうとしている

「ありがとう・ありがとう・ありがとう」の声だけ残して・・・